昆虫食SDGsのお話
なぜ昆虫食がSDGsなのか
昆虫食とは?
まずコオロギとイナゴの違い説明できますか?
イナゴは佃煮など食べたことがある方が多いかもしれませんがイナゴは稲を食い荒らす害虫とも呼ばれます。
イナゴは草食動物なんです。
一方でコオロギは雑食なので、人間が出した食品ロス問題を解決する一助になると言われています。
人間が出した食品ロスは現在豚や鳥などが一部食べてくれています。
それをまた人間が食べることで循環が生まれていますが、皆さんは豚、鳥などを飼育するのが大変なこともわかると思いますし、その設備を作るのも場所と費用がたくさんかかるのも想像できると思います。
それに比べてコオロギはビニールハウス一つ、倉庫一つで簡単に養殖が始められたり、設備投資も数十分の1で済みます。
大きな設備を作る時に排出されるCO2の削減にもなりますので地球に優しいのです。
またコオロギは成虫になるまでが早く一、二カ月で出荷が可能です。
しかもコオロギは栄養価が高く高タンパク低脂質で身体にも優しいのです。
ですので、国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨しています。
問題は昆虫をそのままの見た目で食べるのか?というところです。
見た目が苦手な方はパウダー状にしたらOKという方もいるでしょうし、味が苦手でしたら、例えばにんじんが嫌いなお子様に『栄養があるから食べなさい!』といっても味が苦手だったら食べないですよね。
ただ親御さんはすりつぶしてハンバーグに入れたり、味を感じさせないような工夫をして食べさせたりします。
昆虫食も現段階では罰ゲームや度胸ためしで食べてもらっていいと思いますが、ゆくゆくは栄養素の一部として知らないうちに食べているものになっていくのかもしれません(実はもう一部そうなっているのですが笑)
また現在はとても値段が高くまだまだ食卓に並ぶお値段ではありません、これは需要と供給のバランスで、需要が高まれば価格はあっというまに半分や10分の1まで下がるかもしれません。
ともかく現段階では昆虫食という言葉だけでも覚えていただいて、できればコオロギだけでも食べていただいて、数年後、十数年後にいつも食べていたお菓子やサプリに昆虫が入っていても驚かない準備だけはしておいた方が良いかもしれません。